CliniScale 臨床評価スケール情報
IIEF-5 (国際勃起機能スコア5項目版)
詳細情報
このアプリは、CliniScaleで提供している臨床評価スケールの内容を説明するものです。
正確な情報については、必ず原典を参照してください。
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個人データの流出や営利目的の転用は絶対にありません！
基本情報
正式名称: International Index of Erectile Function
日本語名: 国際勃起機能スコア5項目版
対象年齢: 成人男性
評価目的: 勃起機能評価
実施時間: 約2-3分
開発背景
開発者: Rosen RC, Cappelleri JC, Smith MD, et al.
発行年: 1999年
理論的基盤: NIH（国立衛生研究所）のED定義に基づく
著作権・使用条件
本問診票は学術研究及び医療目的での使用を前提としています。
情報なし
商用利用
不可
許諾
必要
料金
無料
研修
不要
原開発者: Rosen (1999)
日本語版: Japanese version validated
利用時の推奨事項
許諾取得。検証済み日本語版を使用
尺度構成
全体構造
- 総項目数: 5項目
- サブスケール数: なし（単一尺度）
- 評価方式: 5段階評価（1-5点）、総得点5-25点
勃起維持の自信 - 質問1
- 主観的な勃起維持に対する自信の程度を評価
挿入可能な硬さの頻度 - 質問2
- 性的刺激による勃起で挿入可能な硬さになる頻度を評価
勃起維持の頻度 - 質問3
- 性交中の挿入後における勃起維持の頻度を評価
勃起維持の困難さ - 質問4
- 性交終了まで勃起を維持することの困難度を評価
性交満足度 - 質問5
- 性交を試みた際の満足できる性交の頻度を評価
信頼性・妥当性
信頼性
- 内的整合性: 良好（原典研究より）
- テスト再テスト信頼性: 良好な一致率を示す
- 評定者間信頼性: 該当なし（自己評価型）
妥当性
- 感度: 98%（カットオフ値21点）
- 特異度: 88%（カットオフ値21点）
- その他: 受信者動作特性曲線で優秀な診断テストとして評価
得点化・解釈
基本得点
各質問に1-5点を配点し、5項目の合計得点（5-25点）で評価
重症度分類の目安
- EDなし: 22-25点
- 軽症: 17-21点
- 軽症から中等症: 12-16点
- 中等症: 8-11点
- 重症: 5-7点
実施上の注意点
対象者
- 成人男性
- 過去6か月間の性機能について評価可能な者
評価者
- 特別な資格は不要
- 自己記入式問診票として使用
制限事項
- 詳細な病歴聴取の代用とはならない
- 性交機会のない患者では低スコアになる可能性
- 総合的な性機能評価にはIIEF-15の使用が推奨される場合もある
参考文献
- Rosen RC, et al. Development and evaluation of an abridged, 5-item version of the International Index of Erectile Function (IIEF-5) as a diagnostic tool for erectile dysfunction. Int J Impot Res. 1999;11(6):319-326.