CliniScale 臨床評価スケール情報
CSI (介護者ストレス指標)
詳細情報
このアプリは、CliniScaleで提供している臨床評価スケールの内容を説明するものです。
正確な情報については、必ず原典を参照してください。
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セキュア問診票
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患者さんの個人データに、運営会社や第三者はアクセス不可能である、という点が最大の特徴です。
個人データの流出や営利目的の転用は絶対にありません！
基本情報
正式名称: Caregiver Strain Index
日本語名: 介護者ストレス指標
対象年齢: 高齢者の介護を行う家族介護者（年齢制限なし）
評価目的: 介護者ストレス評価
実施時間: 5分以内
開発背景
開発者: Betsy C. Robinson
発行年: 1983年
理論的基盤: 49名の成人による高齢者介護体験インタビューから特定された10の共通ストレス要因と文献検索による3の追加要因
著作権・使用条件
Robinson, B.C. (1983). 研究用途での使用は一般的に認められている。
情報なし
商用利用
不可
許諾
必要
料金
無料
研修
不要
原開発者: Robinson B (1983)
日本語版: Not found in results; general Japanese validation studies exist for similar tools
利用時の推奨事項
出典を明記。デジタル適応の許諾を取得。引用付きでWebアプリで使用
尺度構成
全体構造
- 総項目数: 13項目
- サブスケール数: 5つの主要領域（明確な下位尺度分けはなし）
- 評価方式: 2件法（はい/いいえ）
13項目の詳細内容
1. 睡眠の妨げ - 1項目
- 夜中の出入りや徘徊による睡眠障害
2. 不便さ - 1項目
- 支援に要する時間や移動距離による不便
3. 身体的負担 - 1項目
- 移乗介助や集中力を要する身体的疲労
4. 行動制限 - 1項目
- 自由時間の制限や外出困難
5. 家族内調整 - 1項目
- 日常の乱れやプライバシーの欠如
6. 個人計画変更 - 1項目
- 仕事辞退や休暇取りやめ
7. 感情的調整 - 1項目
- 激しい口論などの感情的困難
8. 困った行動 - 1項目
- 失禁、物忘れ、妄想的言動
9. 人格変化 - 1項目
- 以前とは別人のような変化への動揺
10. 仕事調整 - 1項目
- 仕事を休む必要性
11. 経済的負担 - 1項目
- 介護による金銭的負担
12. 圧倒感 - 1項目
- 心配や対処への不安による圧倒感
13. その他時間要求 - 1項目
- 他家族からの支援要求など
信頼性・妥当性
信頼性
- 内的整合性: Cronbach's α = 0.86（Robinson, 1983）
- テスト再テスト信頼性: 0.88（修正版、Thornton & Travis, 2003）
妥当性
- 構成概念妥当性: 介護者の感情的健康、介護関係の主観的認識、被介護者特性との相関により確認
- その他: 他の介護負担尺度との相関（CRA、SCQなど）
得点化・解釈
基本得点
- 各項目「はい」= 1点、「いいえ」= 0点
- 合計得点範囲: 0-13点
ストレスレベルの目安
- 低ストレス: 6点以下
- 高ストレス: 7点以上（より詳細な評価が必要）
実施上の注意点
対象者
- 高齢者の介護を担っている家族介護者
- 年齢制限なし（22-83歳での検証済み）
評価者
- 自己記入式または面接式で実施可能
- 特別な資格は不要
制限事項
- 2件法のため、長期介護者には選択肢が限定的と感じられる場合がある
- 具体的なカットオフ値（低・中・高）は設定されていない
- 専門的判断が必要
参考文献
- Robinson, B.C. (1983). Validation of a Caregiver Strain Index. Journal of Gerontology, 38(3), 344-348.
- Thornton, M., & Travis, S.S. (2003). Analysis of the reliability of the modified caregiver strain index. The Journals of Gerontology, 58B(2), S127-S132.