ALS重症度 (筋萎縮性側索硬化症重症度分類)
詳細情報
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基本情報
正式名称: 筋萎縮性側索硬化症重症度分類
日本語名: 筋萎縮性側索硬化症重症度分類
対象年齢: 成人(主に中年以降)
評価目的: ALS重症度評価
実施時間: 5-10分
開発背景
開発者: 厚生労働省指定難病対策研究班
発行年: 指定難病制度に基づく
理論的基盤: 機能的自立度と医療依存度による段階的分類
著作権・使用条件
厚生労働省指定難病対策研究班による公的分類基準
パブリックドメイン
商用利用
可
許諾
不要
料金
無料
研修
不要
原開発者: Ministry of Health, Labour and Welfare, Japan
日本語版: Japanese original
利用時の推奨事項
厚生労働省を引用
尺度構成
全体構造
- 総項目数: 5段階分類
- サブスケール数: 単一尺度
- 評価方式: 5段階選択(1-5点)
重症度分類詳細
1. 段階1(軽度)
- 家事・就労がおおむね可能な状態
2. 段階2(軽度-中等度)
- 家事・就労は困難だが日常生活はおおむね自立
3. 段階3(中等度)
- 食事、排泄、移動のいずれか一つ以上に介助が必要
4. 段階4(重度)
- 呼吸困難・痰の喀出困難、または嚥下障害の存在
5. 段階5(最重度)
- 気管切開、非経口栄養、人工呼吸器使用
信頼性・妥当性
信頼性
- 評定者間信頼性: 医師による標準化された評価基準
- 内的整合性: 機能レベルに基づく段階的構成
妥当性
- 基準関連妥当性: 指定難病医療費助成制度との関連
- 構成概念妥当性: ALS進行度との相関
得点化・解釈
基本得点
- 1-5の5段階評価
- 数値が高いほど重症度が高い
医療費助成の目安
- 段階1: 助成対象外
- 段階2以上: 指定難病医療費助成制度の対象
- 段階3以上: 日常生活に介助が必要
- 段階4以上: 生命維持に関わる症状
- 段階5: 高度医療依存状態
実施上の注意点
対象者
- ALS診断確定患者
- 成人発症例
評価者
- 神経内科医師または関連専門医
- ALS診療経験のある医師
制限事項
- 治療開始後は適切な医学的管理下での評価が必要
- 直近6ヵ月間の最も悪い状態で判定
- 症状の変動を考慮した評価
参考文献
- 厚生労働省: 筋萎縮性側索硬化症(指定難病2)診断基準・重症度分類